似たようなのが企業からでてきたみたい。: Galera

http://www.isp21.co.jp/news/090130.html

全然関係はないのですが、ほとんど同じコンセプトのもの*1オープンソースで開発するものとして雑言を。

WebJourney もWidgetプラットフォームという点でほとんど同じです。Gadget / Widget という単位でアプリケーション開発をします。私はSticky(HTMLのメモ)とRSS アグリゲーター と Blog があれば十分なので、それしか作っていませんが。それぞれのWidgetは、Rails 1.X 時代のComponentと同じようなファイル構成に加えて、routingやdatabaseをコンポーネント単位で独自に扱うことができます。

コンポーネントを実装する際は、Controller 部分を WidgetController を継承してウィジェットとして活用可能なものを作るか、PageController を継承してアプリケーションページを作るか、などなど。各コンポーネントJavaScript/Image/Stylesheet といったstaticコンテンツも独立して開発でき、配布する際は、zip アーカイブにまとめるだけ、です。

コンポーネントのインストール・アンインストール・バージョンアップにはRailsのMigrationスクリプトを利用できます。つまり、DBのバージョン管理をするのと同じようなイメージでコンポーネントのバージョン管理ができます。

実際、この辺の機能は、それまで我が家で愛用していたDotNetNuke(http://dotnetnuke.jp/) の機能から、ぱk、ちが、インスパイアされて作ったものです。DotNetNukeコンポーネント開発もやったことがあるのですが、Visual Studioがないとつらかったり、その当時(2005-6年ぐらい) VS2003へのアップグレードが(Nukeの都合で)余儀なくされていたりして、あーもう、と思いながら、Rails覚えたしやってみるか、的に作り始めたのがきっかけです。そのころは、NetVibesとか、iGoogleももう既にありましたね。ただ、Rails騒ぎが始まったぐらいだったので、試験的に使ってみるにはいいかなーと(おかげですっかりRuby/Railsにはまってしまいましたけれど。

そういえば、認証系は、OpenSocial への相乗りをねらった実装をしており、内部では Social Network 的なAPIを持ちます。
また、OpenIDでログインできるようにしたり、等々、中では実験的な実装がいくつも、未完成にちりばめられております*2

大きな特長?としては、開発者が気まぐれで、内部のAPIアーキテクチャーをころころ変えるので、企業システムへの適用には非常に不向き、ということがあげられるでしょうか。最近では、もうRDBなんかやってられるか!といって、Document Oriented Database を無駄に使ってみました。いや、実際、RDBをすててよかったこともあるんですが、それは後ほど。

何回か、それこそ海外から、XXXなやつで使いたいんだけどできそう?、的なメールをいただいたりしましたが「Do it yourself」としか云いようがありません。既に、働いて給料をもらっている身ですから、保証をすることもできないですし、支援することも難しいですね。

Widget プラットフォーム、それこそSocial Networkなんかで使われたりしていますが、ぶっちゃけ、システム管理ツールのフロントエンドとして使うといいと思います。海外では有名な ZenOSS とかはそんな感じのWebUIもっています(が、どこまでカスタマイズできるかは分かりません)。iGoogleNagiosとGangliaのグラフを並べてうむうむ、と自己満足。

*1:実装レベルは全然だめっぽ

*2:と思ったら、OpenPNE にやられてしまったのでもう興味ない...