[misc] 久しぶりに楽しみな本。
引用の引用です。
その答えは「Webらしい設計」にある、と筆者は考えています。サービスをWebらしく作ると、ほかのシステムと簡単に連携でき、将来の拡張も楽になるのです。良い設計のWebサービスは、Web全体のアーキテクチャと調和しています。Webらしい良い設計をするためには、Webのアーキテクチャを理解して意識することが大切です。
本書は、WebサービスをいかにWebらしく設計するかをテーマとしています。クライアントとサーバはどのように役割分担するのか、望ましいURIとはどのようなものか、HTTPメソッドはどのように使い分けるのか。Webサービスにおけるこれらの設計課題について、現時点でのベストプラクティスを紹介します。このテーマを実現するために、本書は次の2つの目的を持って執筆しました。
だから、ドキュメント指向とはWebらしく指向することであり、Webは超大規模なドキュメント指向データベースであり。
15, 16章ってまさにデータベースの話してるよね!的な。データベース、というタグ付けが自分にとってはしっくりくるんですよね。
トラディショナルなコンテキストからの移行でNoSQLを考えるのと、ハイパーリンクの考え方からNoSQLを考えるのはぜんぜん別物であることを認識するべきだし、混同すると残念なWebシステムしか生まれないことも胆に命じたい。
ドキュメント指向であるはずのNotesが残念な(スケールしない)システムに終わってしまった理由は、いわゆるイントラネットという閉じた世界のWeb化をしようとして失敗したから、とか、いろいろ書きたいことはありますが、ひとまず読み終えてからにしよう。いつもなら第5部だけ立ち読みして終わるところですが(ぉぃ、予約しました。楽しみです。